楽器紹介

パイプオルガン

当ホールのパイプオルガンは、本学園の卒業生が設立した国内有数のビルダーである「マナ オルゲルバウ」の工房にて製作されました。パイプの本数は1,788本あり、およそ2ヶ月を費やしホール内で組み立て作業が実施されました。パイプオルガンの品質を保つためホール内の温度湿度は24時間体制で管理されています。

専属オルガニストの紹介

チェンバロ

チェンバロはピアノの先祖にあたる鍵盤楽器で、金属の細い弦をはじいて発音します。バロック時代に盛んに使われモーツァルトが活躍した頃にピアノに席を譲り表舞台から姿を消しました。この楽器は最後期にフランスで使われていたタイプの大型の楽器で、チェンバロとしては最も広い5オクターブの二段鍵盤を持っています。

ベーゼンドルファー Model275

“ウィンナートーン”と呼ばれる美しい音色が特徴で、超絶技巧で有名なフランツ・リストに愛されました。ウィーンホールにも設置され、鍵盤数が 普通88鍵であるのに対し92鍵と多く、低音側に広げられた鍵盤は標準音域と区別するため、黒く塗られているのが特徴です。現在は制作されておらず「幻のピアノ」、弾く機会を得ることは希少であると言われています。

ベーゼンドルファー Model275

ファツィオリ F212

1981年創業のイタリアのグランドピアノメーカーが製造。
演奏活動、指導活動などにも理想的なサイズのピアノでありながら、中規模のコンサートホールに適しています。
低音域と高音域の見事なバランスとダイナミックレンジ(pppからfffまで)が特徴で、ショパン国際コンクールでは上位入賞者が相次いでファツィオリ社のグランドピアノで演奏したことでもその名を馳せています。

ファツィオリ F212