公演レポート

12月7日(土) 参加型音楽劇『あらしのよるに』

【「参加型音楽劇『あらしのよるに』」を開催しました!】

 

今回、初めて参加型音楽劇を開催しました。

本事業は、参加者が物語に出てくるお話の音を体や身の回りのものを使い奏でる音楽ワークショップや本番を通し、自分以外の参加者とそれぞれの表現を出し合い、一つの作品をつくる面白さ満載のイベントです。

参加型なので、保護者も子どもたちと一緒に表現します。

一緒に暮らす家族やいつも一緒に遊ぶお友達と違う表現をしたり、隣に座った知らない人が自分と同じ表現をすると、あれれ???と一瞬戸惑いますが、すぐに「違うみんなの表現がひとつになっている」と気づけます。それは、互いの違いを認め、受け入れる相互作用が働くからです。これは、正解がない芸術のなせる業です。

 

今回の題材は、きむらゆういち事務所のご理解とご協力により「あらしのよるに」シリーズから「あらしのよるに」と「あるはれたひに」を抜粋して繋げた作品に「あらし」「午後のおだやかな音楽」「かみなり」の3つの音を創作しました。

 

 

「かみなり」は、オオカミのガブ役の俳優さんが「ピカッ」と合図を出すのですが、今回は手話通訳士の鈴木さんに「ピカッ」に相当する雷が光る手話を会場の皆さんにも教えていただきました。ご協力の背景としては、アーツカウンシル東京から鑑賞サポートの助成金をいただき、耳の聞こえにくい人や聞こえない人に向けて手話通訳や字幕スーパーを付けました。

 

物語の中で肉食動物のオオカミのガブと草食動物のヤギのメイが友達になったように、障がいのある人もない人も芸術を通して一つになる体験から、共に暮らしやすい社会を考えていけたら良いなと願います。

 

出演:伊原農(ガブ役)・枝元萌(メイ役)

會田瑞樹(ヴィブラフォン)

櫻井音斗(打楽器・合図だし)

齊藤実雪(ファシリテーター)

次回の参加型子ども企画は3月20日(木)に開催する「影絵になってアフリカンドラムのリズムで、みんなでおどろう!」です。0歳から入場できます。

詳しい情報はホームページをご覧ください。

https://100th-hall.obirin.jp/event/

 

<問合せ・申し込み>

桜美林芸術文化ホール

電話:042-739-0071(平日10:00~16:00)

Eメール:geibunhall@obirin.ac.jp

 

 

<参加者の感想> *原文ママ

○子どもが楽しそうに参加していました。特に かみなり。

〇子どもが気軽に音楽や演劇に、ふれられる機会はうれしいです。

〇子供がニコニコで参加できていたし、大人も楽しめました!ありがとうございました!

〇子供はあきていたが、母はお芝居がみれて楽しかったです。

〇見る側でなく、参加側になれるのがとても良かった。

〇たのしかったです。ガブとメイのお二人の演技がとても楽しかったです。

〇楽しかったです。良い経験になりました。また、参加したいです。

〇手話、劇場の雰囲気、役者さん、全部の雰囲気が良かった。価格も参加しやすくてすてき

 

 

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