公演レポート

11月15日(金)「狂言ワークショップ@七国山小学校

【七国山小学校へアウトリーチ(芸術の出前)に出かけました!】

 

今日は当ホールの近くにある七国山小学校にて狂言のワークショップを開催しました。

講師は和泉流狂言師の髙澤祐介さんです。対象は6年生3クラス84名でした。

 

ちょうど国語の時間に狂言について学び始めたところで、教科書では学べない発声や心持ちなどを知っていただくのに良い機会になったようです。どの児童も楽しんで積極的に参加してくださり、また、その真剣さに取り組む姿を見守る先生方が嬉しそうにされていて、微笑ましかったです。

 

狂言「柿山伏」(和泉流)の発表では、7人の男子が手をあげてくれました。舞台の上で髙澤さんに稽古をつけてもらいながら、「名乗り」「犬」「猿」のパートを短く演じました。今日の2時間の体験を存分に発揮した堂々と力強い発表に、会場から大きな拍手が起こりました。

 

最後の質問タイムで、「上手に表現する、演じるのに大切なことは?」と聞かれた講師の髙澤さんの答えがとても印象的でした。

「・・・(前略)挨拶することも大切ですよね。挨拶しているときも相手に向かって、元気さを表現して挨拶しますよね。芸術を観ることも大切ですね。どの芸術も誰かの表現です。誰かの表現を受け止めて感動したりしますよね?そいういった受け取る力、それを受け取ってあげようという思いが、演じることに大切なことだと思います。普段から明るく楽しく人と接することも大事です。」

 

プログラム内容は以下の通り。

今回は大急ぎで狂言を体験していただいたのですが、これから続く国語の授業ではその実りが見られるでしょう。今日の芸術の種まき事業が、子どもたちや先生たちの心の中でムクムクと育ち、芽を出しますように。

 

今日のような体験をされたい方!

ちょうど明日11月16日(土)11:00~12:00に桜美林芸術文化ホールで「狂言ワークショップ」を開催します!!

お腹から大きな声を出すとストレスが発散でき、活力がみなぎります!

是非、お気軽にご参加ください。

 

「狂言ワークショップ」の詳しい情報はこちらをご覧ください。

 

〈お問い合わせ・お申込み〉

桜美林芸術文化ホール運営事務局

電話:042-739-0071(平日10:00~16:00) Eメール:geibunhall@obirin.ac.jp

 

〈本日のプログラム〉

1時間目:狂言についてのレクチャー/型・発声(摺足、笑う、泣く)/小舞「うさぎ」

2時間目:狂言「柿山伏」(和泉流)のレクチャーと台本読み合せ/発表

 

〈参加者の感想〉

〇次は、リアクションをもっと大きくとって、やってみたいです。またやってみたいです。

〇構えたり、泣いていること、笑うこと、むずかしかったけれど、面白かったです。良い経験になりました。

〇表現する面白さを知ることが出来ました。ありがとうございました。

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