9月21日(土)に初めての能楽公演「ひなたやま狂言会」を開催しました。
ヒノキを貼った所作台の初めてのお披露目でもあります。(枚数が少ないので、やや変形舞台となりましたが・・・)
桜美林大学で非常勤講師も勤める野村万之丞さんと野村万蔵家若手狂言師の皆様にご出演いただき、狂言「柿山伏」「蚊相撲」(和泉流)を上演しました。
狂言会の冒頭に、初めて観る方でも狂言を楽しめるように横浜能楽堂芸術監督の中村雅之さんに能楽についてレクチャーをしていただきました。中村さんは横浜能楽堂で「能楽堂への道」と題し、定期的に初めて能楽堂にお越しになるお客様へ向けて親しみやすいミニ講演会を開催していらしたので、是非、町田の皆様にもお話しいただこうとお願いしました。
今回の来場者の方は初めて狂言を観る方が多かったですが、美しさと親しみやすさのバランスが取れた野村万蔵家の皆様の熱演と事前レクチャーもあり、「柿山伏」でも「蚊相撲」でも大きな笑いが起こっていました。お帰りになるときのお客様の満足げな笑顔が印象的な公演になりました。また今年度、能楽に触れる機会は11/16,17「こども狂言ワークショップ」、11/23,24「能とアレクサンダーテクニーク」、1/11,18、2/1「高砂ワークショップ」になります。「こども狂言ワークショップ」は大人の方だけでもご参加いただけます。詳しくはHPをご覧ください。
次回の主催事業は、10月12日(土)桜美林大学の岸田真教授と舞台俳優の山崎清介さんによる朗読付き講演会「カフカを知り、カフカを聞く」を開催します。是非、お越しください!
以下、アンケートより抜粋です。
〇最初の能と狂言の説明が良かった。説明があったので入りやすかった。
〇狂言の楽しさを生で感じました。
〇初めての狂言会の機会を与えていただき感謝しています。難しいものと思っていましたが、解説していただいてから見れたので、楽しく笑える余裕が生まれました。素晴らしい狂言会でした。狂言のファンになりました。
〇狂言に触れる機会がこれまでなく、敷居が高かったのですが、楽しめました。良いきっかけをありがとうございました。
〇町田に来てから、都内に行けないので本当にうれしいです。